目線の先にあるもの

普段秋葉に来ると言えばパーツ見に来るのが主だったのだが、ここ最近は違う。
おもちゃ目当てである。
食欲を満たしたあとは、より人間らしい、趣味人としての欲望に走るのだ。
オタクとかオタクショップ嫌いの友人を引き連れ、リハビリと称しながらの店探索。
有名な店とか練り歩きつつ、開店してからまだ未チェックだった店に入ることにした。
われわれはそこで・・・恐ろしいものを見た!
『3・・・315えん!』
そこに並べられた商品は、驚愕の値段で私たちを待ち構えていたのだ。
よしこ、たまえ、はな、リサ、れいな。
何も考えられない。
さらにはSTIKFASまでもが、315円。
なんだここ!異世界?夢世界?ワンダーランド?
きっと、極楽浄土。もしくはヴァルハラなんだ!(ぉぃ
喜びのあまり店内で転がりそうになる。
そして友人のほうはと言うと、
『すげー、マジ?あー買っちゃおうかなー、だめになるー』
金がなくまだ未購入だが興味のあった商品が定価の半額以下ということもあって浮かれていた。
『わかった、俺買うよ!』
レッツ無間地獄。
ピンキー仲間ゲトー。
もう帰れない。
さまざまな単語が脳に浮かぶが合えて口には出さない。
こんなところで、理性取り戻されたらせっかくのチャンスが(ぉ
『安く買えてよかったじゃないか』
そんなことを言ってみる。
オレはと言うと、やはり大量に取り残されている『たまえさん』の瞳にくらくらやられて、思わず二人身請けするのであった。
ああ、ダメ人間。