未来型

ラジオを聴いているとリスナーから空間への立体映像の投射技術がそこまで来ているから、やがて物を立体的に投影するテレビも普及するだろうとの話が。
要は、SFとかに出てくるアレですな。
ちゃんとスカートを下からのぞけば『おぱんちゅ』まで確認出来ると言う類の。


個人的な意見としては『NO』だろうと。
空中に平面像を結んだりするものであったり(使用しない際に目線の位置に物が無いために場所をとらないものと錯覚できるであろう)、擬似的な3D(テーマパークのアトラクションであるようなもの、もちろん特殊眼なんていらない)であれば将来的に作られるとは思う。
もしくは自分を中心とした全周囲に映像を投影するタイプの物ならばといったところか。


そもそも物を立体的に空中に投影したとして、何のコンテンツにそれを使うのかと。
物を立体的に投影すると言うことは少なくともそれに付随する周囲の環境と言うものは邪魔者でしかない。
壁まで投影されれば、壁側からの視聴が困難になるし、床も同じである。
すると単一対象を立体的に投影するしかないのではあるが、それが映像コンテンツとして成り立つのかと言えば、例えば立体グラビア等の単一であってもコンテンツとしての価値があるものに限られる。


しかし、将来的にそういったものが一切作られないのかと言えば話は別である。
医療分野であれなんであれ、立体的に物を投射しあらゆる角度から直感的に物を把握することが出来るという環境がありがたい分野もあるであろう。
大衆に向けての映像コンテンツとして成り立つかと言われれば、おそらく成り立たないであろうと言う話だ。


そして一番の問題。
別に立体テレビ等使わずとも、周りをぐるぐる見るだけであるならばデータ量の問題はあれど平面のモニタでも可能である点だ。
ゲームとかのおまけでよくある、ポリゴンモデルをぐりぐり動かして上からでも下からでも見れるというアレである。
わからなければDOAX(通称・乳バレー)デモしてみればよくわかると思う。




とりあえず、全周囲投影型コンテンツは出来ても、立体映像コンテンツは出来ないんだろうと思った次第。
コンテンツがなきゃ機械が売れない、機械が無きゃコンテンツも売れないでそのままずるずると。